12thローエンド比較

intel 12世代CoreプロセッサAlderlakeが発売されてから時間がたち、ローエンドも含めだいぶモデルが拡充されました。Alderlake販売価格も落ち着き、大分こなれた感じになってきました。

昨今騒がれている半導体不足や、戦争による情勢不安、円安等、価格・供給について今後どうなるかわかりませんが、現状Ryzenの値下げもありCPUを購入しやすい状況になっています。

特にCeleron、Pentiumは販売価格で見れば１万円を切っています。このラインがどの様になったか気になる所、検証してみましょう。

テスト環境

※ワッシャーなし
※最高温度、消費電力はChinebenchi r23実行時に測定しています。
※FF１４およびFF１５はすべての設定項目を最低にしております。

ベンチ結果

全体的に性能の底上げがなされ、 前世代よりも動作が快適になった印象。しかし・・・

特にCore i3はゲーミング用途でなけれまず間違いないでしょう。
値段的も17000円程度でF付ならばさらに3000円安くなります。
リテールクーラーも結構強くCore i3であれば高負荷時でもそこまで温度が上がらず、クーラーの音が気にならない程度に収まっています。かなり満足度が高いです。

Celeron、Pentiumについても確実に性能が向上しております。
価格帯を考えれば十分性能が向上していると思いますが、Core i3と価格も含め総合的に比較してしまうと見劣りしてしまう印象は変わらず。使用感としては前世代に比べ気持ち快適になったかな？という印象。今世代はやはりシングルコア性能の向上が魅力的です。
しかし、リテールクーラー使用時の温度がかなり高い。サーマルスロットリングがギリギリ発生しないレベル（OCCTや実行時のクロック変化を目視での確認です。本当にサーマルスロットリングが発生してないという自信はありませんが・・・）ではありますが、何故かTなし通常モデルの温度が高いです。何度かクーラーの付けなおしをしておりますが、状況は変わりませんでした。
Celeron、Pentiumuは高負荷作業をせずともフルロード状態になる事があると予想できます。CPUクーラーがちょくちょく爆音になってしまうのは大きなマイナスポイントです。
CPU自体の性能は申し分ないのですが、ローエンドモデルでクーラー交換推奨、Pentiumに関してはほぼ必須になってしまうのは正直微妙だと思います。
CPU自体が原因なのか？リテールクーラーが原因なのか？その他要因があるのか？正直特定出来ていないのですが、ほかの方のベンチ結果を拝見するとリテールクーラーできっちり冷却出来ている様ですのでその他の要因もとい今回の測定環境に問題があるのでしょうか？