SSDにはSATA接続とNVMe接続の大きく分けて2種類あります。
NVMe接続の方がシーケンシャルリードが高速だったり、PCケース内の配線の難易度・見た目などの観点でOSインストール用のストレージをNVMe接続SSDにする人がかなりいます。
それは本当に最善の選択なのでしょうか?
ローエンドプロセッサを利用する前提で検証してみました。
・環境及び比較したストレージ
-動作環境
>CPU PentiumGold G6400
>CPUクラー リテール
>マザーボード ASUS PRIME H410M-A
>メモリ キングストン製 DDR4-2666 4G×2
>電源 Thermaltake SMART BX1 450W
-比較したストレージ
>SATA接続SSD
Western Digital WDS500G2B0A
>NVMe接続SSD
760p SSDPEKKW256G8XT
・比較内容
ローエンドプロセッサPCで行う事としては、
Web閲覧、youtubeの閲覧がメインになると思われます。
しかし、これらの使用では体感出来る差はありません。
動画編集等の容量の大きなファイル操作を
行うのであれば差は出てくるのでしょうが・・・
そういった用途の場合に選択するような
プロセッサはありません。
比較すべき点はWindows10の起動時間、
スリープからの復帰時間で十分でしょう。
-Windows10の起動時間の比較
デスクトップ画面が表示されたところで測定しています。
Win10 起動 (秒) |
Win10 再起動 (秒) |
Win10 スリープからの復帰 (秒) |
||
WDS500G2B0A | SAT接続 | 13.42 | 22.49 | 9.71 |
SSDPEKKW256G8XT | NVMe接続 | 12.73 | 38.01 | 9.65 |
※ストップウォッチを利用しているので誤差があります。
※ぶれが大きいので参考程度に考えてください。
・結果としてはどちらでも良い
Windows10の起動時間等については
あまり差がありませんでした。速度のベンチマーク上では差があるのですが、使用感には全く差はないでしょう。
ローエンドプロセッサの運用上ではSATAとNVMe正直どちらでも良いです。
しいて言えばOSのアップデートの際には、NVMeの方が良いかもしれません。比較しようもないのですが・・・
また、SATAの方は発熱が少ないので、スリムケース等を利用する時には良いかもしれません。
結論としては「その時の価格次第」です。
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